千葉県の北西部に位置する習志野市は、東京近郊の文教都市として発展しています。
古くは騎兵連隊・鉄道連隊が置かれ軍隊の街でしたが、広大な軍用地の跡には病院や学校が建てられました。旧軍用施設跡地に誘致された東邦大学（船橋市所在）や日本大学生産学部、千葉工業大学のキャンパスが京成大久保駅や津田沼駅、さらに東京湾を望む芝園にあり、学生数の多い活気ある市域を形成しています。
市の中心は津田沼駅の周辺で、市役所などの行政施設や大型商業施設が集積しています。
また臨海部には、袖ヶ浦団地・秋津団地などの大型団地や公園・各種スポーツ施設が開発されている他、日本で初めてラムサール条約登録湿地に認定された谷津干潟があり、四季を通し多くの野鳥が観察されます。

習志野市は「文教住宅都市憲章」を1970年に制定するなど、文化・教育に熱心な文教都市として、在市の小・中・高等学校が多方面に渡り活躍しています。
特に市立習志野高等学校（実籾駅最寄り）は吹奏楽部や高校野球、サッカーなどで全国的にも有名な他、千葉県立津田沼高等学校（新習志野駅最寄り）には音楽コースが設けられ、音楽教育が盛んです。
また、子育て支援にも力を入れており、保育園と幼稚園の機能を合わせ持ち地域の子育て支援の拠点となる東習志野こども園（実籾駅最寄り）や、子どもと保護者が自由に遊びながら交流し情報交換できる場として、こどもセンターが東習志野（実籾駅最寄り）と鷺沼（京成津田沼駅最寄り）に開設されています。

京成津田沼駅・JR津田沼駅の周辺は習志野市役所があり、多くの商業施設が集まる市の中心部です。
駅前には、ヤマダ電機LABI・イオン・TUTAYA・ブックオフなど多数テナントの入るモリシア津田沼、ユニクロを核店舗としたミーナ津田沼、ユザワヤの入るザ・ブロックの他、イオンモール津田沼、津田沼パルコ等、様々な大型商業施設が集積し、幅広い年齢層が楽しめる魅力が詰まっています。
駅周辺では再開発も進行中で、今後さらなる発展も見込まれます。
また、森林公園、鷺沼城跡公園、中央公園（京成大久保駅前）などの大型公園も身近です。

袖ヶ浦団地や秋津団地と言った大型団地などに隣接して、ラムサール条約登録湿地の谷津干潟が広がる臨海部は、整備された自然生態観察公園と都市施設が調和し、自然と人の共生に成功した美しい景観を造り出しています。
このような都市部の干潟が、ラムサール条約に登録されることは世界的にも非常に珍しいことです。
干潟周辺の自然生態観察公園には、周囲が約3.5ｋｍの観察コースや谷津干潟自然観察センターが有り、野鳥観察が初めてでも気軽に楽しく観察することができます。
また、香澄公園、秋津公園、谷津干潟公園といった大型公園と共に、臨海部の茜浜緑地など多くのスポーツ施設が整備されています。ここには、住みながらにして自然とレクレーションを満喫できる、都心近郊の中でも貴重な環境があります。