千葉県の北西部に位置し、白井市・船橋市・印西市の3市に広がる千葉ニュータウンは、首都圏において多摩ニュータウン・港北ニュータウンに次ぐ大規模ニュータウンです。より広域には新鎌ヶ谷エリアも含めて「東京＝成田SKYGATEシティ」とも呼ばれます。
千葉ニュータウンは、平坦な北総台地に開発されたことから坂道が少なく、高齢者にとって歩きやすい街となっています。その周辺には農村の風景に隣接して里山が広がり自然との共生を楽しめ、子育て世代にも、リタイア後の終の棲家にも適した環境と言えます。
また、ニュータウン地域全体の10％が公園・緑地として整備され、駅の周辺には大型ショッピングモールやスーパーが出店しています。
さらに、一部ではライフラインが地下の共同溝に収められ電柱の無い近代的な街並みを形成しています。

千葉ニュータウンの中でも最初に開発されたエリアで、街として成熟した趣があります。白井駅の周辺は白井市役所や白井文化センターが所在し、白井市の行政の中心地となっています。
また、白井市は江戸幕府により牧（放馬場）が置かれ古くから馬との関係が深く、西白井駅の南には日本中央競馬会競馬学校が立地しています。競馬学校では馬を身近に感じてもらうための地域活動として、小学校高学年を対象としたキッズクラブも開催しています。
小室駅周辺は千葉ニュータウン内では唯一船橋市に位置します。駅の北口前には野球場や陸上競技場を備えた小室公園が広がり、園内の人口池では晩秋から冬にかけて鴨などの水鳥が観察できます。

千葉ニュータウンの中心に位置し「都市景観100選」にも選ばれたニュータウン最大のエリアです。千葉ニュータウン中央駅の周辺にはオフィスビル群が建ち並び、大型商業施設も複数出店して、印西市の経済・産業の中心ともなっています。
さらに駅の南側には、東京電機大学や東京基督教大学などの他、50ヘクタールにおよぶ北総花の丘公園が広がり、文教施設と豊かな自然が調和した住環境が整備され、「住む」「働く」「学ぶ」「憩う」のバランスの取れた複合的な街づくりが進められています。
また、広い構内を持つ千葉ニュータウン中央駅は、毎年春に「ほくそう花祭り」が開催されるなどイベントスペースとしても利用されます。駅周辺は「印西市歩行喫煙・ポイ捨て等防止条例」の重点区域で違反者には過料徴収も実施され、都市景観の維持に力を入れています。

近年になって開発が進んだエリアで印西市に属します。特に印西牧の原駅の周辺は大型商業施設の進出が目覚ましく、千葉県においては東京ディズニーリゾートに匹敵する年間利用者が訪れます。さらに、駅北側のニュータウン21地区は低炭素推進事業のモデル地区として開発が進められ、草深原（奇跡の原っぱ）に残された貴重な自然が失われないような取り組みが行われています。
印旛日本医大駅の南には、北総エリア最大の基幹病院としてドクターヘリも運用する日本医科大学千葉北総病院が立地しています。駅周辺はニュータウンいには野地区としてマンションや戸建てが造成され、駅前ロータリーからは北総病院行きの無料バスも運行されています。また、印旛日本医大駅はその独特の外観から「関東の駅100選」にも選ばれています。