【購入編】今の家のローンの残金

これは家を売却する際には大変重要な要素になります。(売却するつもりがなくても、頭に入れておかないといけませんが)今の家を売却する際には、残ったローンも一括で返済する必要があります。売却代金から不動産会社への手数料や税金等の諸経費を支払い、残ったローンを返すといったいいくら手元に残るのか。さらに買換えの場合は手元に残った金額をもとに新たな家の購入計画を立てることになるので、たいへん重要な要素となります。

しかし、まだ手元にいくらかでも残るのなら良い方かもしれません。場合によっては足りない場合もあります。長期のローンを組んだ場合には最初の数年間はあまり元金が減りません。そして、売却価格が購入時よりも大きく下がってしまうと、残ったローンの金額を売却金額が下回ってしまう可能性があります。

こんな場合には、売却するにも足りない分をいくらか持ち出す必要があります。売却するにもお金が必要なのはちょっと変な感じがするかもしれませんが…。ですから、売りたくてもお金が無くて売れない、なんていう人が出てしまいます。(金融機関によっては、一定の条件を満たせば足りない分まで一括返済をしなくても良い場合もありますが。)

ローンの残金は借入れをしている金融機関に聞けば細かい金額までわかります、その一方で、家がいくらで売れるかは実際の契約をするまでは正確にはわかりません。まずはご自身の希望の価格で売出すのが良いでしょうが、買手から値下げ要求される可能性は十分あります。売却の話が進んでから「そんな低い金額ではローンが返せないからダメ。」というのでは、混乱のもとになります。 最初の段階でローンの状況を不動産会社に伝えて、売却額の下限を決めておきましょう。そして、売却額にあわせて購入物件を検討するようにして下さい。